「使われてこその技術」を忘れてはいけない
私がこの仕事をする上でこだわり続けていることが2つあります。
一つ目のこだわりは、
「私たちが携わることで、お客様の負担を軽減する」ということ。
例えば、新規のご相談を受けた時に、すぐに検討を始める。
要望を基にした研究にとことんおつきあいする。
少量の提供も喜んでお受けする。
提案段階だけでなく、あらゆるフェーズを
「自分たちが発注者だったらどんな会社と取引したいだろう?」という視点でチェックしています。
いくら実績があっても、使われてこその技術です。
だからこそ、お客様が使いやすい会社であることを全従業員で追求し続けています。
困難な仕事を楽しみ続ける気持ちを軸に
その一方で、「私たちにしかできない、難易度の高い仕事への挑戦」にも大きなこだわりを持っています。
他社では技術的に困難なプロジェクトや、他社が嫌がる面倒なプロジェクト。そういった仕事に積極的に関わっていきたいと考えています。
手間がかかる仕事、面倒な仕事を歓迎する理由は、高いレベルに挑戦することが、「単純に面白く、やりがいがあること」だからです。
それこそが、私が祖父や父から受け継いだ王子化学研究所のDNA。
このDNAをしっかり継承し、お客様に貢献することが私の最大の役目だと考えております。
50年以上蓄積した技術・ノウハウをお客様へ
当社には、創業事業であるカチオニック染料、ならびに塩基性染料の合成技術の蓄積があります。
また、創業当時の環境下では、新しい染料を製造するためには、新しい中間体原料も併せて合成しなければ、染料製造もままなりませんでした。
そのため、ニトロ化、フォルミル化はもちろん、その原料であるアニリン誘導体・インドール構造を合成するためのヒドラジン類、その他、様々なアルキル化、ジアゾ・還元等などの合成を行っており、その技術の蓄積があります
さらに、創業事業である染料の製造過程で蓄積した技術をもとに電子材料分野に進出、受託開発、受託生産、並びに自社開発品の販売をしております。
小回りが利く受託メーカーであることは当然のことです。
当社は、40年以上にわたり蓄積した
技術・ノウハウと新しい分野を切り開く発想力により、
お客様のご要望にあった商品を提供することができます。
【王子化学研究所 技術の特徴】
◎創業以来40年以上 ニトロ化、還元、酸化、フォルミル化、アルキル化
◎10年以上 エステル化、グリニヤール反応、フリーデルクラフト反応
◎ラボではカラム精製、鈴木カップリング等